200年以上もの伝統ある久留米絣。
ほつれたら直し、古くなったら雑巾やおしめになり、
一枚の布の大切さを教わります。
伝統を受け継ぎ、今でも人の手により
丁寧につくり出されています。
久留米絣の歴史
久留米絣は、天明8年(1788年)に久留米に生まれた井上伝という女性が糸に柄をつけ、かすり模様の織物を作る方法を考案したのが最初と言われています。
その後、様々な改良が加えられ今日の久留米絣が完成しました。昭和32年(1957年)には重要無形文化財の指定も受け、高く評価されています。
代々に受け継がれる、一枚の布の大切さ
久留米絣は代々、各家庭でおばあちゃんやおかあさんが手間暇をかけて、丹念に織っていました。
ほつれたら直し、古くなったら雑巾やおしめになり、一枚の布の大切さを教わります。
心のこもった一枚の布は、おばあちゃんからおかあさんへ、おかあさんからこどもへと仕立て直し、そのぬくもりとともに世代を越え受け継がれてきました。
そして今でも、暮らしを愉しむ人のために伝統を受け継ぎ、人の手によって丁寧に作り出されています。
手間暇かけて作られる久留米絣
久留米絣は、たくさんの手間と30以上もの工程を経て、人の手により丁寧に作り出されています。その中でも重要な工程が下の3つです。これらの工程のなかで生じるズレが、かすれたような柄に見えることにより「絣(かすり)」と呼ばれるようになりました。

[1] くくり
何十本も束ねた糸に、模様にしたい部分を糸でくくり防染します。糸でくくった部分は染まらず白に残り、柄へとなっていきます。

[2] 染色
職人の手により、何度も染料に浸けては絞ってたたくという昔ながらの手法で、繰り返し行われます。

[3] 織り
経糸(たていと)、緯糸(よこいと)を1本1本丁寧に、織機にかけ織り上げます。

その他にもたくさんの手間と30以上もの工程を経て、丹念に作られ、かすれによる絣独特の素朴で温かみのある美しい模様が生み出されます。








































